2016年10月31日

フーガ 異音修理

フーガ 平成16年式 CBA-PY50 70,000`

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「変な音がするから診て」で入庫しました。

さっそく音の確認。
あ〜、これはブレーキパットが減ってくると出る音(正確に言うとわざと金属音が出るように作られている)ですね。

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左後ろからです。

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こんな具合。
さて、困りました。
左側のブレーキキャリパーが固着(効きっぱなしになっている)しています。
ちなみに、反対側はと言うと

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まだこれだけあります。

と言う状態をオーナー氏に連絡。
「車検したばかりなのに!」と、おっしゃいますが現在の車検制度では車検で完成検査した時に測定値が基準の範囲内なら「合格」って事になってます。
「早くて安い何とかかんとか」って所に車検に出したんだから、こういうトラブルはむしろオーナーの責任。
って、分かってるからウチに持って来たんでしょうけどね。

さてさて、見積もりを告げて作業開始。

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キャリパーを取り外します。
ダメなのは左側だけなんですが、効きが変わっちゃうから左右セットで行うのが正しい整備。

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ピストンは案の定サビサビ。
再使用が可能かサビを落としてみます。

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これなら大丈夫。

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シリンダー側のサビ。
頑張って落とします。

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材質が良かったのか、まだ初期段階だったのか。
母材にダメージがあまり残りませんでした。

そうそう、片側だけこんなに錆びちゃった理由。

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キャリパーピストンのブーツ。

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切れてました。
ここから水が侵入したんですね。

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オーバーホールキット。
またの名をシールキット。
組み込みます。

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この輪ゴムのような部品がブレーキにおいてはとても重要な役割を果たしています。
今回のような修理を目的としたオーバーホールではなく整備で行うオーバーホールの目的はこの輪ゴムを交換したいが為。

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輪ゴム(正式名称ではありません、念の為)を付けます。

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入りました。
それにしてもこの仕組みを考えた人はなんて頭の良い人なんでしょう。
この輪ゴムのたわみを利用してブレーキングで出たピストンを戻しつつブレーキパットの摩耗に応じてクリアランスを自動調整します。


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ピストンにブーツを取り付けて

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キャリパーに押し込みます。

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ブーツのふちをキャリパーの溝に丁寧にはめ込んで

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リングで固定

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はい。
片側完成。
もう片側も同じように組み付けて

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新品のブレーキパット。
グリスアップして

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オールキャスト。
車両に組み付けて

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ブレーキフルードのエア抜きを行って

出来上がり。



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2016年10月17日

スペーシア CVTの警告灯が点灯

スペーシア 平成26年式 DBA-MK32S 14,000`

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「出先で突然オレンジ色のギヤのマークの警告灯が点いちゃったんだけど、なんだろう?診てくれる?」で入庫しました。

確認してみると点灯しているのは

あスペーシア02.jpg
このマーク。
トランスミッションにトラブルがあるようです。

スズキの診断機を繋いでみると

あスペーシア03.jpg
赤い帯の所に「故障個所がありますよ」と言う意味です。

それを元に点検してみると、CVTの油圧に問題が発生したようです。
この車両はアイドリングストップ機能が付いているので、アイドリングが停止している時でもCVT内にフルードを循環させるポンプが付いています。
そのポンプを制御するコントローラーにトラブルがあるみたい。

あスペーシア00.jpg
これですね。
この車両はメーカー保証期間内なので、メーカーの方に連絡して部品発注。


あスペーシア01.jpg
交換。
作業時間5分くらい。
コンピューターで修理書を開いて取り付け位置を確認したりする方がずっと時間が掛かりました。
さてさて、この手の部品は交換したあと「設定」をしてあげないとお仕事をしてくれません。

あスペーシア04.jpg
なので、再びスズキの診断機を繋いで設定作業開始。

あスペーシア05.jpg
スロープセンサーの校正

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緑色の帯が左端に行くまでしばし待つ。

あスペーシア07.jpg
校正完了。

次。

あスペーシア08.jpg
スロープセンサー/Gセンサーの初期学習。

あスペーシア09.jpg
学習完了。

こんな具合でアイドルストップシステムセンサーの校正、ABSシステムセンサーの校正、と進めて行きます。

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最後にニュートラル制御の学習を行います。
これは実走にて学習させます。
途中、偶然ウチの代車に乗ったオーナー氏とすれ違いました。
「あら?」って顔してましたね。
はい、こう言う訳でした。

あスペーシア13.jpg
はい、無事完了しました。

出来上がり。



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実は午前中、これと同じネタを「goo pit」の方に書いた。が、アップロード中にトラブルが発生したらしく折角の記事が消えた。
また消えたら立ち直れないので、こっちに書いた。




posted by gunji at 16:39| Comment(0) | 日記

2016年10月15日

プレミオ 12ヶ月点検

プレミオ 平成14年式 UA-ZZT240 110,000`

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「12ヶ月点検して」で入庫しました。

オーダーはエンジンオイルと、オイルフィルター、スロットルポジションセンサーの交換、それから、ダッシュボードの奥の方で「ジジ」音点検。

まず、「ジジ」って音の点検から。
オーナー氏曰く「どうもエアコンと連動しているっぽい」との事。
とは言え、いつも出る訳では無いらしい。
で、色々見てみて分かったのが

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温度調節用のドアを動かすモーター。
矢印の部品が画像の辺りまで動くと中のギヤが一コマ程欠けているらしく一瞬空回りします。
今回は音の場所の特定がオーダーなので、ここまで。


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次はスロットルポジションセンサーを交換します。
場所は矢印の奥。
周りの邪魔な物を取り外します。

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赤丸の部品。

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取り外します。

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手前が新品。
何をしている部品なのかと言うと、名前の通りスロットルバルブの位置を見ているセンサー。
他にスロットルを開くスピードとかアイドリングの位置かどうか等々をコンピューターに送っています。

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ついでにスロットルバルブの清掃。

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きれいになりました。

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エアフィルターもお掃除。
全ての部品を組み付けたら

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念の為スロットルポジションセンサーがちゃんと仕事しているか診断機のライブデーター機能で確認。
大丈夫ですね。

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あ。
見付けてしまいました。
スタビリンク(スタビライザーリンク)のブーツが切れちゃって中のグリスが飛び出てます。

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反対側はバックリ割れちゃってます。
その内異音が出始まって(すでに出ているかも?)さらに進むと脱落する可能性があります。
このままだと危ないので、急いでオーナー氏に連絡。

部品到着まで他の作業を進めます。


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オイル交換と

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オイルフィルター交換。
マニアックなフィルターです。
中に磁石が入っていて、鉄粉などの異物を磁石とろ紙を使って取り除きます。
いわゆるレーシングパーツですね、半分はオーナー氏の趣味。もう半分が私の趣味。
少しお値段は張りますが濾過能力的に言って出来れば使っていただきたいと言うのが本音です。



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っと、ふと隣で作業しているカローラセダンを見ると
外されたスタビリンクが落っこちてる。

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うわ。
こっちも酷い状態。
スタビリンク交換流行ってるのか?
って、事は無くて単純に年式と距離が同じような車両だからですね。

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ブレーキを掃除してグリスアップ。
これは、リヤ側。

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フロントパットもいつものように分解。

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お掃除。

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グリスアップ。
そして、取り付け。


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スタビリンクが届きました。

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取り付けて。
これで、安心。


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空気圧調整。
出来れば月に一度くらいはみておいた方が良いです。
空気圧、結構落ちてます。

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出来ればバルブも都度点検して欲しいです。
面倒な方はお申し付けください。
弊社、空気圧点検お金取ってません。

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これは、私がお勧めしたエアコンフィルターの交換。

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結構汚れています。
今の季節だと分かりにくいですが夏季だとその効果に驚けます。

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トヨタ車だけど、日産の第2純正部品を使います(他メーカー用もちゃんと供給してる)。

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毎年交換なら安くて物も安心だからお勧めです。
取り付けたら。

出来上がり。



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