2016年08月26日

スカイライン ウインカースイッチオーバーホール

スカイライン 平成3年式 E-HCR32 100,000`

えスカイライン1100.jpg
「ウインカースイッチオーバーホールして」とのご依頼です。
さっそくステアリングコラムからスイッチを摘出。

えスカイライン1102.jpg
ウインカーを上げてハンドルを戻すと自動的に切れる装置。
分解してお掃除グリスアップして組み付けます。
いわゆるオーバーホールですね。

えスカイライン1103.jpg
グリスに噛み込んだホコリなどもきれいに除去。

えスカイライン1104.jpg
それにしても部品点数多そう。
ただ、この当時の部品の良い所は分解が可能な事。

えスカイライン1105.jpg
スイッチング回路を分解。

えスカイライン1106.jpg
案の定焼けちゃってます。
正常作動していても開けてみると大体こんな物。
いつ接触不良を起こしてもおかしくない。

えスカイライン1107.jpg
さらに分解

えスカイライン1108.jpg
スイッチング回路

えスカイライン1109.jpg
分解して

えスカイライン1110.jpg
焼けてる接点を

えスカイライン1111.jpg
ペーパー掛け

えスカイライン1112.jpg
この辺も
本当はもっと絵になる焼け具合の接点もあったのですが、何故か画像紛失。
最近画像振り分けソフトの調子が悪い。

えスカイライン1113.jpg
きれいにします。

えスカイライン1114.jpg
接点が完了したら摺動部のオーバーホールです。
古い部品なので、折損に注意しつつ

えスカイライン1115.jpg
現行車では考えられないくらいパーツが豪華。

えスカイライン1116.jpg
さすがにレバー付け根の分解は折れそうで危険。
なのですが、この中に仕込まれている円筒形の金属の小部品が外れちゃったので、分解しない訳には行かなくなりました。
壊さないように、そおっとそおっと・・・

えスカイライン1117.jpg
我々よく言う所の「全バラ」
予想以上に時間が掛かっちゃった。

えスカイライン1101.jpg
愛知県からわざわざ取り寄せました。
オーナー氏ご推薦の接点グリス
私も使ってみたかった。

えスカイライン1118.jpg
ローラーやその奥のスライド部、バネ。
いちいち塗布して組み付けて行きます。

えスカイライン1119.jpg
部品同士が接触する所は全て塗布。

えスカイライン1120.jpg
もうベタベタ。
でも、こうする事で操作時の「ガチン」って音から「トン」て感じに変わって操作感が高級になります。
こう言うのは結構大事。

えスカイライン1121.jpg
こだわり過ぎて日が傾いてる。。。。

出来上がり。


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posted by gunji at 21:39| Comment(0) | 日記

2016年08月08日

ブレーキ引きずりその他 86トレノ

86トレノ 昭和60年式 E-AE86 140,000`

久々の更新になってしまいました。
最近はgoopitの方にばかり記事を書いていたので、自然とこっちはおろそかになってました。
お客様に「最近ブログ書いてないけど?(元気なの)」となんだかご心配をかけてしまっているようなので、一応ご案内しておきます。

さてさて、それでは行きます。

や860400.jpg
前回「エンジン始動不能」で入庫した時に発覚したブレーキ引きずり症状。
今度はそれを「修理して」と言う事で入庫しました。

普段ガレージに保管されているナンバーが付いてない車両なので、整備は徐々に進めばOK。
今回もオーナー氏のガレージまで迎えに行ってきました。

症状が重く5人がかりで笑っちゃう程フルパワーで押して何とかリフトに到着。
前に診た時よりも症状が進んです。

それでは点検開始。
一概にブレーキ引きずりと言っても原因は様々。
まずは

や860401.jpg
サイドブレーキが作動してるか点検。
今サイドブレーキレバーが戻ってる状態。

や860402.jpg
引いている状態。

や860401.jpg
左右とも大丈夫ですね。
ケーブルの固着は無い様です。

や860403.jpg
引きずりとは関係ありませんが。
ブレーキフルードを抜く為のバルブのネジがちゃんと緩むか点検。
ここにトラブルがあると大変厄介な事になるのですが、このキャリパー、見るからにガッチリ錆びてます。
ダメにしないように、シックスポイントのボックスレンチを使って慎重に「そぉ〜っと」力を掛けて・・・
良かったっ!無事緩みましたよ、ホントに良かった!!!
もちろん4カ所同じことを繰り返します。

や860407.jpg
次はキャリパーを取り外します。
ボルトを外しても取れません。
バールで無理にこじって外します。

や860408.jpg
ひとつ目、取れました。
あと、みっつ。

や860409.jpg
ここまでは割と調子よく進んでますね。

画像ありませんが(撮ってる余裕が無い作業だから)この後、ブレーキホースの点検。
あんまり古いとホースの中のゴムが剥離してワンウェイバルブみたいになっちゃってる事があるんです。
点検の結果、問題ありませんでした。

では、予定通りキャリパーのオーバーホールです。
まずはリヤ側から。
や860410.jpg
ピストンがこんな感じだと・・・

や860411.jpg
おおおおお。
やっぱり。

や860413.jpg
リヤキャリパーはサイドブレーキと兼用なので、部品点数が多いです。
だから先に分解したんですけどね。
とりあえず、異常は無さそう。

や860414.jpg
この錆以外は。
1時間や2時間頑張ったからってどうなる感じでは無いですね。
こういう時は、ひたすら錆落としして飽きたら違う作業やってまたさび落として・・・を繰り返して

や860415.jpg
気が付いたら何とかなってた。って言う感じで進めます。

や860416.jpg
それにしても良く頑張ったな。
デコボコになってますが、肝心のシリンダーが無事だから何とか使用に耐えると思います。

や860418.jpg
さぁここまで来れば後は組むだけ。

や860420.jpg
片側づつ行きましょう。

や860422.jpg
バラバラの部品を組み立てて

や860423.jpg
シリンダーの中に収めます。

や860424.jpg
おっと、これを忘れちゃいけない。

や860425.jpg
ニードルローラーベアリング。
この頃って、ちゃんとお金掛けてます。

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キャップを付けて打ち込んで

や860427.jpg
レバーを取り付けます。

や860429.jpg
シリンダーにオーリングを付けて

や860423.jpg
さっき出て来たこの部品を組み込みます。
ホントはこれを入れる特殊工具があるんですが、うちには無いので・・・

や860430.jpg
工夫して何とかする。

や860432.jpg
このスナップリングを入れるためにこんな骨の折れる事やってる訳です。

や860433.jpg
出来た。
っと、思ったらこれは間違い
やり直し。

や860434.jpg
これが正解。

や860436.jpg
リターンスプリングを付けて完成。

や860439.jpg
続きましてフロント行きます。
まず分解。

や860440.jpg
はい。
予想通り。
このピストン使えるかな?

や860441.jpg
修正してみましょう。

や860443.jpg
大丈夫でした!
やっぱりこの頃の部品は質が良い。

や860445.jpg
さて、ピストンの錆取り自体はそんなに大変じゃないんですが、こっちが問題。
時間は頂いているので、錆を落として飽きたら違う作業してまた錆落とし・・・って流れはリヤと一緒。

や860446.jpg
で、いづれこうなります。

や860449.jpg
後は組むだけ。

や860450.jpg
完成。

や860451.jpg
オーダーのスロットルポジションセンサー交換。
部品を用意して頂いたのですが、違う物でした。
なので、一旦分解して接点を修正しました。
エンジンに取り付けます。

や860453.jpg
取り付けたら接点の調整をします。
この状態で(スロットルバルブが閉じている状態で)

や860454.jpg
導通してて(ちょっと抵抗値大きいのが心配)

や860456.jpg
シックネスゲージをはさんでスロットルバルブをちょっと開けた状態にした時に

や860457.jpg
導通が切れれば調整は完了。
って、簡単に書きましたが実際はちょっとネジを締めただけで数値が変わっちゃうので、何回も繰り返す事になります。
さてさて、後は実際に作動しているか確認します。
エンジンを始動させてインジェクターの作動音を聴く事で確認出来ます。

や860460.jpg
サウンドスコープと言う聴診器みたいのがあるのですが、私はこっちの方が好き。
ドライバーです。

や860458.jpg
ここに直接耳を当てて異音チェックしているのを見かけますが、あれは間違い。

や860461.jpg
ドライバーをこう握って指をクッションにして振動を逃がして聴くのが正しいやり方。

で、大丈夫。
回転を上げて戻ってくる時の燃料カット機能がちゃんと働いてました。
抵抗値が大きかったので心配でしたがちゃんと動作するようになりました。

や860465.jpg
今回最後のオーダーが発電機の交換です。
発生電流ゼロアンペアでした。

や860466.jpg
取り付けて動作チェック。

や860467.jpg
調整電圧値。
正常です。

や860468.jpg
無負荷時電流。
OKです。
無負荷とはヘッドライトとかエアコンとかの電気を使ってない状態。

や860469.jpg
次は負荷を掛けてのテスト。
ヘッドライト点灯、もちろんハイビーム、リヤ熱線のスイッチも入れちゃいます。トドメにエアコンONって、この車両エアコン故障中なんでした。
全力で電気負荷が掛けられないので、本当なら40アンペア以上になるはずなんですが、上がりません。
ですが、それでもこの数値なら大丈夫でしょう。

今回の所はここまで。

出来上がり。

お問い合わせ 郡司自動車工業




























posted by gunji at 21:35| Comment(0) | 日記