2015年12月30日

シビック TypeR 車検その他。

シビック 平成12年式 GF-EK9 160,000`

すEK900.jpg
「車検お願いします」で入庫しました。
一応車検なのですが、その他オーダーがいっぱい。
アクセルOFF時にエンストしそうになる。
エアコンコンプレッサーのチャタリング。
エンジンチェックランプ点灯。
バルブクリアランス調整。
クラッチの違和感(クラッチオーバーホール)。
エンジンマウント交換。
その他、劣化した樹脂部品の交換等々。
なので、今回は抜粋してのご紹介。

最初はクラッチ関係から。
試運転してみると確かにクラッチペダルを踏むと「ぐぎぎぎぎ」と言う音と振動がペダルに伝わって来て違和感、と言うより強い不快感。
クラッチのマスターシリンダーかレリーズベアリングの動きが悪い時の症状です。
オーナー氏からは「この距離数までクラッチオーバーホール無しで来ているので、そろそろ交換時期だと思う、良否に関わらず作業は行って欲しい」と誠にもっともなオーダーを頂いているので、追加作業を含めて了解を得て作業開始。
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赤丸がミッションこれを降ろします。
上矢印がマスターシリンダー。
下の矢印がレリーズシリンダー。

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はい、ミッション降りました。
写真だと一瞬ですね。
で、向こう側から見ると

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こうなってまして。
錆が出ている所を分解すると

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すり減っている訳です。

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相手側も同様に。
このちょっとに見える摩耗が面倒を起こしてくれるのでミッションを降ろしたついでに交換します。

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つづきまして赤丸の部分。
こちらに異常があると「ぐぎぎぎ」が出ます。
ただ、異常があっちゃった場合はミッションケース丸ごと交換する事になるので、費用が大変。
古くなったグリスを拭き取って洗浄。

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傷ありますが、段付き摩耗してないのでセーフ。
今回の「ぐぎぎぎぎ」の原因はここでは無いですね。

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先ほど減っていた部品の新品。

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必要ヵ所にグリスを塗って

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組み付け。

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エンジン側に付いているクラッチを外します。

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外れたら点検。

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ほぉ!
素晴らしい。
16万キロ走っててこの程度で済んでるんなんて!
とても丁寧に操作されている証拠です。

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フライホイールを取り外してオイルシールを交換します。

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ゴムのこんな部品なので、いずれオイル漏れを起こします。
その時またミッションを降ろしてって作業になるので、ついでに交換しておいた方がお得。

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引き抜いて

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当たり面を清掃。
傷、酷い摩耗が無い事を確認して

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ハンマーで慎重〜に打ち込みます。

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さすがにタイプRだけあって、パイロットベアリングが付き。
もちろん新品交換。

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これがフライホイール。
クラッチの当たり面にペーバー掛けして脱脂。
真ん中にパイロットベアリング。

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規定トルクで締め付け。
103Nm

クラッチを取り付けます。

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新品のクラッチディスクとカバー。
矢印の部分とパイロットベアリングに

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こんな工具を取り付けて、センターリングします。
右矢印がクラッチカバー左矢印にパイロットベアリングがピッタリ当たるようになっていて

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こんな感じに使います。
クラッチカバーのネジをしっかり止めて抜き差しがスムーズに出来ればセンターリングはOK。
これがダメだと引っかかってミッションくっ付きません。
さて、ミッション載せましょう。

の前に。
エンジンマウント交換です。
ミッション降ろすためにいったんエンジンを釣り上げて浮いた状態にしています。
なので、ついでに行うならこのタイミングです。

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全部で5個のマウントが使われています。
16万キロ走ってますから

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クラックが入ってて

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限界を超えてるのや

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千切れてて役に立ってないのまであります。

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これらを新品にするとビックリするほど運転楽になります。

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無事ミッションが載りました。
ついで作業がつづきます。

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クラッチレリーズシリンダーオーバーホール。
分解します。

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どうせ一緒に交換するんだからこれら一式をセットにしてくれれば良いのに、ホンダさんはバラバラに部品が出ます。
だから、一つ一つ注文です。
何故なんだろ?

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シリンダーの中はこんな感じ。
黒いのは削れたゴム。

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お掃除とチェック。
シリンダーの再使用可能です。

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組み付け

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プッシュロットの両端にグリス。

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完成。
車両に組み付けます。

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マスターシリンダー。
今回の「ぐぎぎぎぎ」の原因はこれ。

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シリンダーが摩耗していない事を祈りつつ分解清掃。

すEK937.jpg
良かった。
大丈夫そう。
これがダメだとマスターシリンダー丸ごと交換になっちゃいますからね。

すEK938.jpg
中身を新品に交換してクラッチフルードのエア抜きを行えば完成。
正常な操作感に復帰しました。

すEK947.jpg
バルブクリアランス調整。
クラッチディスクの状態から普段の走行状況を考えてクリアランスは一番狭いところで調整。
ノイズは少ないに越した事は無いですものね。

さてさて、これにて肉体労働系は完了。
つづきます。


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posted by gunji at 13:22| Comment(0) | 日記

2015年12月19日

雑記(セルモーター点検)

「朝一番エンジンを掛ける時にエンジンの掛かりが悪いから診て」で入庫しました。
もう少し詳しく事情を伺うと、冷間時はセルモーターの回りが遅く、暖機後は軽く回るそう。
「セルモーターが悪くなってるのではないか」との事。
基本的にはそう言う傾向にあるのですが、だからと言って症状も確認しないで「そんなもん」と言うのは無責任。
とりあえず、一晩放置。

あアルテッツァ04.jpg
アルテッツァって、今思うとサイズがちょうど良いクルマだったんですね。って、いつも乗ると思います。

あアルテッツァ05.jpg
アルテッツァって、ボンネット凄く重い・・・。って、いつも開ける時に思い出します。

さて、点検開始。
あアルテッツァ00.jpg
バッテリー電圧。
外気温を考慮すれば正常値。

あアルテッツァ01.jpg
クランキング時の電圧。
これも正常値の範囲内。

あアルテッツァ02.jpg
セルモーターの電源ハーネスに電流クランプを取り付けてクランキング時の放電電流を測ります。

あアルテッツァ03.jpg
このクラスのエンジンならちょうど良い数値。
ん〜大丈夫ですね、セルモーター問題ありません。

ちなみに、セルモーター本体不良の場合はクランキング時の電圧が極端に下がって、放電電流は逆に高くなります。
と言う訳で、心配無いようです。



お問い合わせ 郡司自動車工業

posted by gunji at 22:56| Comment(2) | 日記

2015年12月18日

雑記(ディーラーへ)

今日はちょっと野暮用でボルボのディーラーへ。
みボルボ03.jpg

みボルボ01.jpg
用事の待ち時間中、工場内を覗いていたのですが、メカさん達がみんなテキパキ働いていていい感じ。
そう言えば、歩くのが遅いメカさんで仕事が出来る人を見た事無いですものね。
ここはいい仕事してくれそう。
半日潰れちゃったけど、たまに他所の工場覗くのも良い刺激になると思った次第。



posted by gunji at 00:08| Comment(0) | 日記